むかしあそび研究会だよりNo.20(2022年9月)

  • むかしあそび研究会は、会員全員が高齢者であり、感染リスクが高いために活動を自粛していましたが、4月以降、感染状況が小康状態に入っていることから感染防止対策に配慮しながらボランティア活動を再開しました(5月:2回、6月:1回、7月2回、8月7回)。
  • 今回は、3事業の活動内容を紹介します。

◆ 大盛況だった「わいわいストリート」 

 今年の行事は、子どもたちが待ち望んでいたのか、開始前から長蛇の列ができて多くの親子が参加。午前300名、午後300名の定員枠があっという間にいっぱいとなりました。

当研究会は、竹馬、折り紙、紙トンボ、かざぐるまなど11種目の遊びを計画。紙トンボやブンブンごまは大変好評で、予定した材料がなくなってしまいました。また、遊び道具に好きな絵を描いたり、色を塗ったりできるコーナーも人気が高く、いつまでも塗り続ける子どもたちで混雑が続きました。さらに、竹馬やコマ回しのコーナーは人気があるのですが、会員と子どもの密接を避けるために乗り方や回し方の指導を控えました。そのため、竹馬に乗れなかったり、コマがうまく回せない子どももいましたが、その代わり、お父さんやお母さんが熱心に子どもたちを教えている微笑ましい光景を見ることが出来ました。
 今回は、コロナ対応で制約の多かったイベントでしたが、参加者が多く賑やかで充実したイベントになりました。

(5月5日、しあわせの村芝生広場/参加児童数:600名、参加会員数:45名)

◆ 西須磨幼稚園でむかし遊び 

 西須磨幼稚園とは、2005年から交流が続いています。しかし、ここ2年間は、コロナ感染が拡大したこともあって一緒に遊ぶことが出来ず、手作りの遊び道具をプレゼントして楽しんでもらいました。 今年は、コロナの感染も少し収まったので声がかかり、久しぶりの活動になりました。三密を避けるため規模を縮小し「ブンブンごま作り」にチャレンジ。

 牛乳パックで作った円盤に名前を書いて、園児の好きなシール貼りと好きな絵を描く。次に、円盤に紐を通し、紐を結ぶのが大変です。園児は一生懸命にチャレンジしますがうまく出来ません。それでも会員の優しい手ほどきでブンブンごまが完成です。早速、ブンブンごまを手に取って回してみますが、うまく回りません。ここでも会員の出番です。会員が手を添えて教えると少しずつ回すことが出来るようになり大喜びです。回った、回ったと言って大騒ぎ、そして笑顔です。子どもたちが一生懸命遊びにチャレンジする姿に、ボランティア活動の喜びを体験した一日でした。


 子どもの「遊び」には、成長や発達にとって重要な体験が多く含まれていますので、遊びを通じて達成感や充実感を味わい、精神的にも成長していきます。一日も早くコロナが収束して、思いっきり遊び回れる日が来ることを願っています。

(5月19日/参加児童数:56名、参加会員数:9名)

◆ 須磨区主任児童委員の折り紙研修会 ◆

 主任児童委員は、子どもや子育てに関することなど、児童福祉に関する支援を専門的に担当する重要な役割を担っています。このため、自主的に研修を計画し資質の向上を図っています。今年の研修は「折り紙」です。

 子どもや親に折り紙を教えるには、①どんなふうに教えればよいのか、②どんな折り紙作品がよいのか研修したいとのテーマをいただき、6名のメンバーが研修を引き受けました。研修会に先立って、数回の事前打合せ、折り紙レシピの作成、実際に折り紙で作品を作り、研修会に臨みました。

 折り紙は9作品にチャレンジ。まず、①折り紙の基本、②折り方の種類、③折る上で気をつけること、④子どもが折る場合のサポート方法などを説明して、いよいよ作品作りです。子どもたちに教える上で気をつける点のアドバイスをいただきながら立派な作品が仕上がりました。特に「動く唇」には皆さん興味を持たれ、難しい折り方でしたが素晴らしい「動く唇」を完成させて研修会を終えることが出来ました。
 各主任児童委員が担当地区での活動に、この研修会の成果を活かして活躍されることを期待します。2年前は、バルーンアートを行いました。来年はどのような研修依頼が来るのでしょうか。楽しみです! 

【参考】今回研修会で作った9種類の作品名
 ①腕輪(かんむり)、②風船、③お相撲さん、
 ④ぴょんぴょんかえる、⑤かぶと、⑥カメラ、
 ⑦コンコンきつね、⑧折り紙ごま、⑨動く唇


(7月11日/参加主任児童委員数:35名、参加会員数:6名)
【文責:総務担当 才田】