むかしあそび研究会だよりNo.18(2021年9月)

発行責任者:会長 小林 健二

  • 新型コロナ感染の第 5 波が到来し 、 兵庫県内に 緊急事態宣言 8/20 9/ 30 が 発令され ています 。いつになったら 私たち の 生活や 活動 に 日常が戻るのでしょうか 。
  • 今年 も 、コロナ禍で ボランティア 活動がほぼストップ 。 8月7日 (土)、 しあわせの村 で 「 夏休み工作 塾 」 が 開催され 、 子どもたちと 一緒に 「 折り染め うちわ づくり 」 に取り組みました。
  • こど も 文化主催の 「七夕飾り」 が 7/1 7/7 に行 われ ました。
  • 当研究会は、平成 13 年 5月9日に 創設され 、今年 は 創設 20 周年を 迎え ることになります。

しあわせの村での「 夏休み工作塾 」 に参加

新型コロナウイルスの感染状況は、今年度に入ってもなかなか厳しい状況にあります。開催が中止等になることも心配されましたが、8月7日(土)、しあわせの村で行われた「夏休み工作塾」に参加しました。参加者の完全予約制、マスクの着用や消毒・換気の徹底など感染防止対策の徹底を図り開催されました。
 当研究会は、「折り染めうちわづくり(和紙を染め、うちわの骨に貼り付けて作る)」を担当。完全予約制をとったため「折り」、「染め」、「仕上げ」の工程をマンツーマンで指導することにより、スムーズに進めることができました。子どもたちは、自由な発想で和紙を染め、個性的な染め上がり、作品の仕上がりは興味深いものでした。また、うちわの裏地には会員が作った金魚、トンボ、カブトムシなどの切り絵をとても喜んで貼っていました。そして出来あがったうちわを持って、保護者のところへ走っていく姿は、作り上げた喜びに満ち溢れていました。

 この折り染めうちわづくりは、先輩から伝統的に引き継がれていますが、世代交代が課題となっているので、行事前に初心者会員向け講習会を行い、工程の手順、技術、指導のポイントを教えてもらいました。この成果もあって初参加の会員も子どもたちと楽しみながら活動しました。全工程を一人で教えるのは大変疲れますが、久しぶりの活動で子どもたちと親しくなり、やりがいがあったのではないでしょうか。子どもたちの中には、コロナ禍で思いっきり遊ぶ機会が減り、遠くは姫路市から参加の親子もいて、イベントを大変喜んでいました。

(参加児童数:52名、参加会員数:19名)

こども文化主催の ”七夕飾り”

 こども文化(KSC の在校生で組織)では、例年 7月に “七夕飾りを作り神戸シルバーカレッジ ( に展示しています。昨年は新型コロナの影響で中止となりましたが、今年は 7/1 7/7 の間、 メンバーによる立派な七夕飾りが 出来上がりました。
 しあわせの村内で笹を調達、飾りは約4mの笹を数本束ねて4本作り、 笹飾りは、数回の例会や各 個人 が折り上げ ましたがそれでも足りず、むかしあそび研究会の6月道具つく り・研修会で飾り作りのお手伝いをし て、 吹き流し 、 くす玉、 提灯、星、金魚などの飾りが見事に 完成 です 。

 次に、笹に 飾りを 取り付け、 笹を固定するのが大変。ノウハウを身に付けているメンバーがいないので、うまく行かない場面もあった よう ですが、何とか立派な七夕飾りが 出来ました 。笹には、多くの学生さんが短冊に願い事を書いてくださいました。一日も早いコロナの 収束 、家族の健康 への思い 、早くお酒が飲みたい、 ハワイに行きたい、 阪神タイガースの優勝など の短冊 が 一杯。
 計画から準備、飾り作りまで、大変だったでしょうが、見事な飾りを全員で作り上げた喜びは、こども文化の皆さんにとって良い思い出 づくり に なりました。

クラブ創設 20 周年 を迎えます!!

 むかしあそび研究会は、神戸シルバーカレッジの卒業生と在校生(「 こども文化 」 の会員で 構成されています。今年の会員数は 130 名です。平成 13 年 5 月 9 日、5人のメンバーで「むかしあそび研究会」を創設し、今年で 20 周年を迎えます。 当研究会の目的は、昔からの伝統的な遊びを通じて、子どもたちに遊びの楽しさを体験してもらうとともに、むかし遊びの伝統を 継承する 活動です。 20 周年を 迎える に当たって何か記念の事業をしようとの声に押されて、記念事業委員会を立上げ計画を練っています が、 現時点での計画 案 は、次のとおりです。
① 20 周年 記念誌の発行
② 野外での創造活動 と会員相互の親睦を深めるため 「あいな里山公園」で 特別研修会 を 実施
③ むかし遊びに関連する 日本玩具博物館 などを 巡る 研修旅行の実施
 コロナ禍の中で、計画どおり実施できるかどうかわかりませんが、これを機会に、当研究会が新たなスタートを切る良い機会と捉え て 担当委員は頑張っています 。

7月研修会の作品
(八重のかざぐるま)

最近の活動は、月 1回 開催の 道具つくり・研修会が 中心です。研修会で作った作品 は写真のとおりです。 コロナが 収束 し、ボランティア 行事が再開 される日のために 技を磨いています。

9 月研修会の作品 
( 折り紙お月見)

(文責:総務担当 才田茂雄)