北区会ニュース 44号(2022年1月発行)

は紅葉の森を歩く参加者 (芦田義和撮影 )

北区会秋の親睦ウォーキングは快晴に恵まれた11月15日、26人が参加して「淡河の曇滝と石峯寺を訪ねる」コースで行われ、全員元気で踏破しました。
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●山川 瑞子(生環16期)
 午前8時に神鉄・道場南口駅に集合し神姫バスにて上野丘学園前下車。淡河の名瀑「曇り滝」へ。ここから丹生山を左に眺め田園風景の中を石峯寺めざし急ぐ。あちらこちらにイノシシ避けの電気柵が設けられ、犬の鳴き声もけたたましい。土手には見上げるほど高い「皇帝ダリア」が咲き誇っている。淡紫色の大きな花で気持ちが明るくなる。しばらく歩くと、「石峯寺」へ2.5kmの標識があり足取りも軽くなった。 紅葉の名所である「石峯寺」へは仁王門から入る。広い境内は景観がとても美しい。表の紅葉は少し赤くなっているが、裏側の紅葉は気温のせいかまだ青く、赤と青のコントラストがひときわ美しく見えた。裏山の「西国八十八所」霊場巡りもありがたくお参りさせて頂いたが、もう少し時間があればよかったなと、思いました。

石峯寺の三重塔をバックに記念撮影 (芦田義和撮影 )

 志久道から帰路へ。兵庫方面へ物資を運ぶ生活道路で“太陽と緑の道”にも指定されている。道沿いには、美容に効果があるとされる「ザクロ」の赤い実がたわわに実って秋空に輝いていた。ススキやエノコログサが秋の終わりを告げ、ヒメジオンの花が疲れを癒してくれました。そうこうしていると、やがて「石峯寺」参道の石標があり、無事に下山できました。神戸北農協前からバスに乗り神鉄・道場南口駅前へ戻り家路につきました。
 参加者全員が揃って、楽しくウォーキングを終えられたこと、この上なく嬉しく思っております。次回も参加させて頂きたいと思っています。     

演奏するプリムラのメンバー

【出演メンバー】
形部康子(福祉10期)山田淑子(食文10期)松澤和江(食文10期)関根良枝(国際14期)島北町子(食文16期)

 歌って手拍子の会場

歌詞を口ずさみ手拍子で声援する会場の入所者

  「大正琴プリムラ」(形部康子代表)が、ポートアイランドの介護老人施設「ぽー愛」へボランティアに行く、という話を聞いて12月9日、北区会から取材に出かけた。プリムラのメンバーは5人。「ぽー愛」は港島の中央部にあり3階建ての瀟洒な建物で入所者50人。
 現地でプリムラの一行と落ちあい、午後2時から演奏会がスタート。会場は50畳くらいの広いリビングでお年寄りの男女40人ほどが今か、今かと待機中だ。
 形部リーダーが「皆さんも一緒に歌って下さいね」と声をかけ、歌詞を配り、「きよしこの夜」から演奏が始まった。澄んだ大正琴の音色が会場を包む。お年寄りが歌詞を口ずさみ、手拍手で盛り上げる。
 「ジングルベル」「てんとう虫のサンバ」「エーデルワイス」「さざんかの宿」「青い山脈」とつづく。入所者が若い頃に流行っただろう「青い山脈」では一段と声が大きくなり、会場の熱気が増す。
 「お正月」「ふるさと」とお馴染みの歌が続いて演奏会はクライマックスを迎え、10曲のメニューは一応終了したが、ここで「アンコール!アンコール!」の声が飛ぶ。プリムラの5人もこれに応えて、形部リーダーが「《北国の春》を歌ってお別れしましょうね」。会場も、演奏者も一体となって歌い、楽器を鳴らし、賑やかにフィナーレを迎えた。
 「ぽー愛」には、グループわから他のクラブも時々ボランティアに来ている。形部さんらメンバーの皆さんは「施設の雰囲気がよく、スタッフも親切で、いつ来てもいいですね」と口々に感想を話してくれた。
 「大正琴プリムラ」は、グループわに二つある大正琴サークルの一つ。メンバーは約10人。30人程いたが、コロナ下で活動が制約され、段々減ってしまった。自粛期間中は、星和台のファミリーホールを借りて月2回の練習を欠かさなかった。
 現在は、「非常事態宣言」も解消されたのでボランティアの機会もやや増え、月に2,3回は施設や学校園に出かけられるようになったという(2021年12月現在)。 

      取材・南形徹  写真・芦田義和

コロナ禍でKSCやグループわのクラブ活動も、長い間思うように開催できませんでしたが、秋になって
コロナが減少傾向になり、どこのグループも活動を再開し始めました。村内は賑わいを取り戻した感じです。この状況が続くといいですね。
●4講座の例会報告は次の通りです。

【写真の会】 木村成男講師。 11月19日(金)に有馬瑞宝寺公園一帯で撮影会。6人参加。晴天に恵まれ、紅葉は真っ盛り。蕎麦屋で昼食を摂り、楽しい1日となりました。
次回は12月17日(金)たんぽぽセミナー室で。

【折り紙の会】 桝田みどり、桝田公子講師。11月24日(水)本館特別室で。13人参加。=写真
最初に、来年の干支「任の寅」について講師から色紙制作の説明がありました。次回は12月22日(水)13時~16時。しあわせの村で。

【絵手紙・はがき絵の会】 芦田義和臨時講師。11月25日(木)13時~15時30分。研修館①研修室。7人参加。自分の描きたいものや日本庭園の紅葉を自由に描いた。=写真。次回は12月16日(木)12時~14時30分。KSC学習室で。
【書道とペン字の会】藤澤淑子講師。11月29日(月)研修館①で13時30分~16時。8人参加。11月のテーマ書体は「無事」。意味は自己本来の心に返った安らかな状態。次回は12月13日(月)9時~12時。研修館③で。

趣味人  “80の手習い”に挑んだ 

           書道の会:土井昭政

 北区会では「自由な趣味の会」として,「書道・絵手紙・折り紙・写真」の4講座を立ち上げ、月1回例会を開いています。その中で何となく小学生時代に習字をやって以来、70年振りながら、少し興味が湧いたので「書道の会」を選択し、筆を持つことになりました。昔は、剣道や柔道…など「道」の部分、つまり精神的なものを書にも求めていました。 今は、その精神的な部分がほとんど失われて、何だか慌しく字を書くことが多くなりましたが、書に対する所作も変化、趣味として心を和ます時空にとらえ、ゆったりと墨を磨り、心静かに字を書く時間を楽しむことに変わってきていると思っています。

講師の指導を受ける土井さん㊧

 また、 いくつになっても“やりたいと思った時が始まり”と思い月1回、月間「作品テーマ・書手本と自身好きな書(文字)」を次回までに書いて、講師のご指導で添削・技能指導を受けております。
 そして、書に向かい筆をもって、3年になりましたが、なかなか思うようには書けませんが、徐々に進歩を感じながら、書く時間を随分楽しむことができるようになりました。それに月一回ながら定期的に会員各位とお会し、ジョウダン・ダジャレなどオシャベリを屈託なく交わす仲間もでき、脳トレ・ボケ防止・生活にリズムを持たせてくれています。この趣味を継続して、日々健康保持の源にしたいです。

「北区会の歴史ハイクまた行きたい」8割も 
  秋の参加者アンケート

写真は石峯寺の前で記念撮影の参加者

11月15日に実施した秋の歴史ハイクは大好評ーー。参加者アンケートでは、26人中ほぼ全員が「今後もぜひ参加したい」との回答で、担当の木田幹事は「来春は衝原湖の桜です。誘い合わせてどうぞ」と早くもやる気満々でした。
 26人の内訳は男性15人、女性11人。年齢は70歳代19人、60歳代2人、80歳代4人。90代も1人参加されました。お住まいは北区在住が23人。イベントを知ったのは、「ブロック委員からのメールが6割、北区ニュース、友人の情報」と続きます。満足度は大いに満足、と満足が大半を占めました。良かった場所は石峯寺、曇瀧、三重塔の順でした。
 要望としては「境内でもう少しゆっくりできれば良かった」との意見が2,3ありました。木田幹事は「バスの便が悪く、余裕のあるコース設定ができなかった」と残念がっていました。

(写真はわのHPから)
  • ビバ!ハロウイン 小学生を対象にしたグループわ主催の「ビバ!ハロウィン」が秋晴れの10月30日、芝生広場で賑やかに開催され、わの各クラブが出演。子ども705人、大人604人が参加して大盛況でした。舞台ではパプリカダンス、フォークダンス、人形劇、銭太鼓、皿回しなどが披露され、テントでは竹馬、けん玉、マジック、コマ回し、バルーンアートなどが人気を呼び、家族連れもスタッフも秋の1日を楽しく過ごしました。
  • フレイルチェック会 コロナ禍で延び延びになっていましたが、2022年3月26日(13時~15時)に北区文化センターで実施できることになりました。チェック希望者は8月に申し込んだ人(10人)を優先します。詳細は年明けに発表があります。
  • 趣味の会合同発表会 北区会主催の「趣味の会4講座」の合同発表会は、2022年11月22日~28日に本館ギャラリーで開催されることになりました。
  • わ主催のグラウンドゴルフ大会 11月27日に村の芝生広場で開催され、45人が参加。大槻元理事長がスコア37で優勝しました。北区会からは6人が出場し、3人が10位以内の成績でした。
  • 北区会の会員 グループわ北区会の会員は11月現在で358人(新入42人、退会67人)となっています。
  • 花山小の学習支援者 これまで学習支援者が空席だった花山小と唐櫃小のうち、花山小の支援者が見つかり、3学期から担当していただけることになりました。感謝いたします。

編集後記

  • 少し収まりつつあった新型コロナがまた復活の兆しです。オミクロン株という新種が世界中で猛威を振るっています。アフリカで見つかり、わずか数週間で60か国に広がっているということです。日本ではまだ十数例ですが、デルタ株より感染力が強いとされ、専門家は警鐘を鳴らしています(12月18日現在)。マスクをして、密を避け、人と距離を取る、という基本的なマナーがやはり有効だそうです。
  • 私事で恐縮ですが、今年(2021年)は夫婦で入院するなど、ついてない年でした。特に私は頸椎の手術で4か月入院。両手に後遺症が残ったため、現在もリハビリに通うという情けない日々を過ごしています。北区会ニュースの編集や区会のお手伝いも充分に出来ず、申し訳なく思っております。(南形)

絵手紙の会の講師を募っています

北区会・趣味の会では絵手紙の講師を募っています。野見喜昭講師が亡くなられ、空席となっており、「やってもいいよ」という方、ぜひお願いします。応募の問い合わせは区会長の芦田まで。 TEL 090-1969-6692