むかしあそび研究会だよりNo.21(2023年3月)
- コロナ禍もまだ終息の気配はありませんが、コロナ感染が減少に向かっている現状もあって、ボランティア行事の依頼も再開し始めました。
- 今年度は新たな行事依頼が保育園や地域団体などから多くありました。
- 小学校の学習支援事業はコロナ感染が落ち着いたこともあって、8校で活動をおこない、久しぶりに子どもたちの笑顔に出会えました。
◆ 久しぶりの小学校学習支援活動の実施 ◆
小学1年生の学習内容に「むかしのあそび」があり、当研究会はこの学習支援活動を行っています。この活動は各小学校や児童から大変喜ばれ期待の大きい事業です。今年度は8小学校で実施しました。学校の先生方とどのようなプログラムにするかを打ち合わせ、「けん玉」「お手玉」「おはじき」「ブンブンこま」「折り紙」「紙ひこうき」「紙とんぼ」「あやとり」「こま回し」などの遊びを体験しました。
【実施小学校】
2022年6月:湊小学校
2023年1月:西脇小学校・小束山小学校・甲緑小学校・春日野小学校・星和台小学校
2023年2月:北五葉小学校・箕谷小学校
【児童の感想】
各小学校の児童たちが「むかし遊び」の感想を書いてくれました。
[けん玉]
- けん玉は出来なかったが「おしいよ」いってくれてうれしかった。もっと練習してうまくなります。
- けん玉17回のりました。教えてくれたおじさんありがとう。私も将来むかしあそびの皆さんのようになりたいです。
- けん玉をするコツは足をチョキにするとのりやすいし、膝を曲げたり伸ばしたりするともっとのりやすいよ、と名人に教えてもらった。
[お手玉]
- お手玉を落とさないコツは一つのお手玉をあげてから真上を向いてお手玉を見て片手でもう一つをとること。教えてもらったので家で練習します。
[ブンブンこま]
- むずかしかったけど、むかしあそびの先生といっしょにやって少しうまくなって、ブンブン鳴ってうれしかった。
[紙ひこうき]
- 色々のあそびをもってきてくれてありがとう。紙ひこうきが遠くまで飛んでうれしかった。
- いか紙ひこうき、へそ紙ひこうき、色々の折り方をおしえてもらい、ありがとうございました。
- 紙ひこうきを高く飛ばすコツはボールように投げると教えてもらった。
[紙トンボ]
- 紙トンボがストローと牛乳パックを切ったもので作ることを知らなかったから勉強になりました。
[その他]
- こんな遊びがあるんだなぁと思った。楽しかったのでもう一度やりたい。
- 子どもたちのいきいきした顔をみることが出来ました。(校長先生)
紙トンボや紙ひこうきは、運動場・体育館でみんな一緒に飛ばして遊びました。児童たちが一生懸命、色々な遊びにチャレンジしている姿を見て、私たち会員も元気をもらいました。そして、最後の児童たちのお礼のあいさつで「今度いつ来るの」の言葉は、私たち会員にとって最高のご褒美でした。
◆ 新長田ふたば学舎「KOBEランタン縁日」 ◆
10月21日(土)・22日(日)の2日間、ふたば学舎で「KOBEランタン縁日」が、地域の子どもと保護者を対象に開催されました。
当研究会は、昨年好評だった「割りばし鉄砲つくり」の他に「折り紙」「ブンブンこま」「ハネガエル」の遊びを実施しました。今回も「割りばし鉄砲」は好評で子どもたちは自分で作った鉄砲で的を狙って夢中になって撃っていました。「ハネガエル」は、飛びはねるカエルに小さい子どもがびっくりしながら何回も飛ばして遊んでいました。また、高齢の女性が「久しぶりに折り紙を折るわ」と言いながら「折り紙こま」を一生懸命折っているのが印象的でした。
このイベントは、地域の活性化を目的に多くの地域団体が集まってイベントを行っています。当研究会のブースは子どもたちに人気があり、和気あいあいの雰囲気で盛り上がっていました。
【文責:総務担当 空】