むかしあそび研究会だよりNo.23(2024年3月)
- 新型コロナ感染症が5類に移行されたこともあり、今年度は51 回のボランティア行事活動がありました。また、新行事としては、子どもたちが地域とつながる居場所としてのこども食堂、宿題などの学習支援場所から昔遊びをして欲しいと要望がありました。
- 子どもたちが、むかし遊びを喜んだのでもう一度訪問して欲しいとの依頼があり、今年度2 回訪問した保育園、地域活動支援センターがありました。
- 当研究会が実施している「道具つくり・研修会」もほぼ月一回おこない、会員のレベルアップに繋がりました。
◆ 小学校学習支援活動の実施 ◆
小学1年生の学習支援活動は各学校の児童から喜ばれている事業です。今年度は毎年実施している7校と新規の1校の8校を訪問しました。「折り紙ごま」「あやとり」「紙ひこうき」「ブンブンごま」「けん玉」「こま回し」「お手玉」「おはじき」などの遊びが、授業時間内にどれだけ出来るかを各学校の先生と打ち合わせ、児童に遊びの体験をしてもらいました。
○各小学校の児童たちが感想文を書いてくれました。
- けんだまでえんぴつのもちかたしたらいいよとおしえてくれてありがとうございます。えんぴつのもちかたでするとこれからいっぱいのせられそうです。
- ぼくがたのしかったのはお手玉です。たかくとばしてキャッチしたらすごいといってくれてうれししかったです。かみひこうきでとおくまでとんだのでうれしいです。おはじきで先生たちにいろんなあそびかたをおしえてもらってうれしいよ。
*小学1年生が一生懸命書いてくれた感想文をそのまま記載しました。他に多くの嬉しい感想文をもらいました。来年もまた会おうね。
◆ 「たから保育園」でむかし遊び ◆
今年度は2023年6月・2024年2月の2回の訪問です。昨年度1月も訪問しました。子どもたちにとってむかし遊びが楽しかったようで園長から再々の嬉しい依頼でした。
6月の活動では年少組は「手回しごま」「はねがえる」を遊びました。はねがえるを最初は怖がったが慣れてくると喜んでいました。年中組は「折り紙ごま」「紙とんぼ」、年長組「折り紙ごま」「ブンブンごま」「紙トンボ」の遊びをしました。折り紙ごまは折ることに慣れない子どもが多くいました。最後に園庭で紙トンボを飛ばし、子どもたちも先生も笑顔で楽しみました。
2月の活動は年度内2回目ということで違う遊びをしました。年少組、年中組、年長組とも、「お手玉」は輪になって歌に合わせてお隣りの友だちの手のひらにのせて遊びました。「紙コップけん玉」は初めての経験なので慣れる程度の遊びになったが楽しんでもらえました。年長組は「おはじき」で遊んでもらいました。最初ははじく加減が難しく、机から落としていたが、徐々に慣れていって多くのおはじき取った子どもの満足顔が良かったです。お手玉、おはじきを触ったことのない子どもがほとんどでした。また来年度も楽しんでもらいたいです。
◆ お手玉の研修会 ◆
昔遊びの研修として、お手玉遊びを実施しました。女性会員は昔を思い出し、男性会員はあまりやっとことがないので、戸惑いながら練習しました。まずは一つ玉でウォーミングアップ、二つ玉の交換、どんどんレベルアップで三つ玉交換、会員は練習が必要と一生懸命励みました。
コミュニケーション遊びとしてお手玉を使って「お手玉カーリング」、「ビンゴゲーム」などを行なった。お手玉遊びは子どもだけではなく、高齢者の脳トレにもなるそうです。
【文責:総務担当 空】