むかしあそび研究会だよりNo.24(2024年10月)
- ◆令和6年度上期(4月~9月)は、20か所でボランティア活動を実施。そのうち児童館へは10か所訪問しました。また、昨年に続いて中央区ボランティアセンター主催「セカンドライフ応援講座」のボランティア体験会に招かれました。
- ◆今号では、その内5か所の活動内容及び当研究会活動の重要な柱である「道具つくり・研修会」の模様を紹介します。
🔷児童館・学童保育コーナー等のボランティア活動🔷
伊川谷児童館(西区)を訪問
6月26日、本児童館には10年ぶりに訪問しました。児童館側で参加人数を30名と限定したのと広い遊戯室が利用できたことで、紙とんぼや紙ひこうき、折り紙ごまの3種目を実施。元気な子ども達ばかりでしたので、のびのびと楽しく遊ぶことができました。
- 長坂学童保育コーナー(西区)を訪問
8月19日、こちらは小学1・2年生60名を対象にして行われました。「遊びのコーナー」では、糸でんわ、ブンブンごま、折り紙ごま、紙とんぼを、1コーナー15分ごとに移動。「作って遊ぼう」では、割り箸鉄砲を作って全員で的当てあそびをしました。子どもたちは、大興奮で大盛り上がりでした。「終りの会」では、女性メンバーのマジックに歓声が上がり、メンバーのウクレレ伴奏で「さんぽ」をみんなで大合唱、本当に大合唱でした。最後に子どもたちから“来年も絶対に来てください”と挨拶され満足感を味わいました。
🔷その他のボランティア活動🔷
ハーバーランド煉瓦倉庫広場での「ユニバーサルマルシェ」にバルーンアートで参加
6月15日、この事業は、障がい事業所に通っている方とその家族、一般来場者を対象に開催。障がいを持つ方たちの就労事業所による販売会(マルシェ)でのバルーンアート活動です。
多数の人たちにマルシェに立ち寄ってもらうように、お花、うさぎ、アンパンマン、剣、ピカチュウ等のバルーンアートの飾りつけをし、これらはマルシェに来場した人たちにプレゼントしました。どれだけマルシェ販売にお役に立ったかわかりませんが良い経験でした。
- 高倉台幼稚園(須磨区)で竹馬乗り指導
6月5日、コロナの影響で4年ぶりの竹馬指導。竹馬を支え補助しながら練習の手伝いをしました。一生懸命に練習する園児の姿が印象的で、乗れるようになった時の笑顔を見てメンバーもうれしくなり園児と一緒になって喜びました。幼稚園の話しでは、ほとんどの園児が乗れないとのことでしたが、我々メンバーの指導で乗れるようになった園児が約4割、あと少しの練習で乗れるようになる園児も多くいました。10月の運動会で様々な技を披露し、皆さんから拍手喝采でした。
- 中央区ボランティアセンター主催「セカンドライフ応援講座」のボランティア体験会に参加
9月5日、この体験会は、同講座受講者のボランティア活動体験会と出展ボランティア団体(手話サークル、朗読グループ、麻雀グループ、吹き矢グループ、麻雀グループなどの9団体)との交流会を兼ねています。当研究会は遊び道具として、折り紙ごま、ブンブンごま、あやとり、紙とんぼ、割り箸鉄砲、けん玉、おはじき、お手玉を用意しました。
多数の人にむかし遊びを体験していただき、「これから活動を始めよう!」「自分には、どんなことができるかな?」を考える上で、活動を知ってもらえることができたでしょうか。
🔷道具つくり・研修会🔷
会員の超高齢化に伴って世代交代が進み、これまで先輩たちが活動してきたノウハウを伝えていくことが課題となっています。このため、当研究会では、「道具つくり・研修会」を会員活動の根幹をなす事業と位置づけ、会員の知識と技の向上を目的に、月1回「道具つくり・研修会」を計画・実施しています。
7月の道具つくりでは、「糸でんわ(写真①)」をつくり、実際に会員がペアになって電話交信(写真②)をして楽しみました。糸をピンと張るのはちょっと難しかったです。また、9月の道具つくりでは、園児などに、木のけん玉を使用する前の練習用として「紙コップのけん玉(写真③)」を作りました。
研修会については、5月に「むかしあそび活動内容」についてお話していただきました。パワーポイントで子どもと会員の遊びの様子が映し出され、子どもの笑顔や活動の内容がわかって良かったです。7月は「子どもの遊び」についてお話していただきました。①子どもにとって遊びとは ②いろいろな遊び ③子どもを遊ばせるときの留意点などの講話があり、ボランティア活動をするときの基本的なことが再確認できました(研修会の講師は、いずれも先輩会員)。このようなことを継続的に実践していくことで、会員一同が知識と技を身につけて、ボランティア活動に自信を持って参加できるように研鑽しています。
【文責:総務担当 松前】