むかしあそび研究会だよりNo.25(2025年3月)

🔷小学校学習支援活動の実施🔷

  小学1年生の学習内容に「昔あそび」があり、学校からのボランティア要請で学習支援をしています。また、この活動は学校から期待も大きく、児童からも喜ばれています。今年度は9校で実施しました。その内の3校は大規模校で事業担当者は企画・準備に苦労しましたが、学校との打ち合わせを重ねながら「折り紙ごま」「あやとり」「ブンブンごま」「紙とんぼ」「お手玉」「けん玉」「こま回し」などの遊びの体験をしてもらいました。

活動が終わると授業のまとめとして、学校から児童の感想文が届きます。私たちにとっては、ご褒美の言葉が多く書いてありました。

(・実施学校数:9校  ・参加児童数:643名  ・参加会員数:延べ170名

🔷「西神中央公園で森あそび」でむかし遊び🔷

この活動は2年前から神戸市(西区市民協働課)と市民団体が協働して実施しているイベントで、西区に住んでいるあるいは関わりのある人たちが中心となって運営委員会を立ち上げ企画・実施。当研究会に出店のお誘いがあって初めて参加しました。

活動場所は西神中央公園のびのび広場で16団体が参加。9種類のむかし遊びを準備して楽しんでもらいました。初めての活動であったため、どの程度の子どもたちの参加があるかが十分把握できていないこともあり、「紙とんぼ」や「ハネガエル」は早い時間に無くなってしまうほどの人気でした。広々とした公園で秋の一日を多くの子どもたちと一緒になって楽しみました。

(・参加子ども及び保護者数:400名  ・参加会員数:15名)

紙飛行機コーナー
あやとりコーナー

🔷第8回道具つくり・研修会 風景🔷

道具つくり・研修会は、私たちの活動の重要な柱に位置づけられています。そして、遊び道具は、ボランティア活動をするうえで子どもたちが喜んで遊べる教材です。今年度は活動で使用する遊び道具つくりのレベルアップを目指して9回実施しました。
第8回研修会の「皿まわし」用の皿作りの様子を紹介します。①講師からマニュアルに沿って作業行程ごとの説明を聞きながらスタート、②コンパスカッターを使って紙皿に穴を切り抜くが、カッターがうまく使えずに穴が大きかったり小さかったりで一苦労、③穴の大きさにあったサイズの輪っかを作って穴に埋め込む、④2枚の皿を合わせてホッチキスで固定、⑤皿にマジックで模様を描く、⑥出来た皿を割りばしで回して遊ぶ。
うまく出来た人もいますが、悪戦苦闘しながらやっと完成させた人など道具つくりの難しさを体験しました。最後に、それぞれ個性のある皿が見事に出来上がりみんなで皿回しを楽しみましたが、子どもたちにうまく教えることが出来るようになるでしょうか、練習あるのみです。

紙皿で作製スタート
①マニュアルを見ながら
②コンパスカッターで穴を切り抜く
③芯の輪っかを作る

④ホッチキスで皿を固定
⑤個性のある皿
⑥うまく回せました

 【文責:総務担当 松前】