むかしあそび研究会だよりNo.22(2023年10月)
- 5月8日から新型コロナ感染症が5類に移行され、コロナ感染で途絶えていた施設のボランティア活動が戻ってきました。又、新規依頼も増え、8月は猛暑続きの中で多くの行事(12行事)が入ってきましたが、会員の協力で無事終えることができました。
- 今号では、今年度に新規事業として取り組んだ3事業について、その活動内容を紹介します。
◆「地域活動支援センター」の取り組み ◆
2023年4月から兵庫区ボランティアセンターの紹介で新しい事業の取り組みとして、「障がい者施設」の利用者を対象に折り紙指導を実施しています。むかしあそび研究会としては初めての試みです。
会員9名が3名交代で毎月1回施設に訪問して意欲的に活動しています。季節に合わせて毎月テーマをたて、施設と相談しながら、会員メンバーで準備を重ね、折り紙制作をおこなっています。施設利用者の障がい程度、年齢などがまちまちなので戸惑いもありましたが、利用者のアイディアや豊かな感性に驚きました。施設スタッフの協力のおかげで活動ができています。
これらの作品は、施設の玄関に掲示されています。施設スタッフは“作品を掲示することで自分達が作った作品を見ながら話しができ、達成感がえられる”と、その効果を話されました。
◆ 「セカンドライフ応援講座」での体験発表◆
神戸市中央区ボランティアセンターが企画した「セカンドライフ応援講座」に、むかしあそび研究会会員が講師として体験発表を行いました。
この講座の目的は 退職前後や子育てが一段落された方等を対象とし、これからの人生(セカンドライフ)を豊かにするために、今までに培った知識・技術・経験を有効活用できる場所・機会があることを知ると共に、自らが生活する地域に目を向けてボランティア活動へとつなぎ、また自らのボランティアを通じてセカンドライフを楽しんでもらうとするものです。
当研究会のボランティア活動対象は、神戸市内の小学校、幼稚園、児童館、地域イベント等の子どもたちで、会員は子どもたちと伝承遊びを通じてセカンドライフを楽しんでいます。この活動が中央区ボランティアセンターから認められ、ぜひ講座で体験などを参加者にお話して下さいと依頼を受けました。「好き・得意を活動に ~むかしあそび編~」をテーマに4人の会員が講師となりました。
お話は専門外で苦手で大変でした。前半にパワーポイントを使い、私たちが子ども達と伝承遊びをしている様子を見てもらいましたが、その体験談が大好評でした。次いで、お手玉あそびを受講者に体験していただきましたが、初心者も汗をかいて喜んで遊び、仕上げに折り紙・あやとりの実技で盛り上がり、皆さんは童心に返っていました。今後、ひとりでも多くの方が活動の場を拡げてくださることを期待します。
*この講座を受講された4名が早速、中央区社会福祉協議会主催の「中央区じどうかん・ファミリーコンサート」のボランティア活動に、むかしあそび研究会と一緒に参加されました。
◆ 「中央区じどうかん・ファミリーコンサート」に参加◆
10月12日に中央区文化センターで「親子で楽しむふれあい遊び」、「おやこふらっとひろば」のプログラムや5階のガーデンテラスでバルーンアートや子育て相談コーナーが実施されました。当研究会会員とセカンドライフ応援講座受講者4名がバルーンアート活動をしました。5階ガーデンテラスの植木にバルーンアート作品を飾り付け、プレゼントのバルーン作り(ハロウィンかぼちゃ、剣、うさぎ、いぬ、アンパンマンなど)に大忙しでした。沢山のバルーンをプレゼントされ子どもたちは、大喜びでした。むかしあそび研究会とセカンドライフ応援講座受講者とは、事前練習も一緒に行い、有意義な共同活動でした。
【文責:総務担当 空】